〜現代サブカルチャー採点・批評+Toremiro's diary〜

ハイカルチャーとの境界さえわからない昨今、映画、演劇、アニメ、ラジオなどどこまでサブカルチャーと言えるのだろうか??そもそもサブカルの定義って何なんだ?どこまで?何まで?いろいろ取り上げ勝手に書いているので気にしないでください。

箱庭円舞曲 第十一楽章「恋人ができないが、もういい」

恋人ができないが、もういい


2008/07/12 19:30
箱庭円舞曲 第十一楽章「恋人ができないが、もういい」
@OFFOFFシアター
作・演出:古川貴義

【10点評価】
点数7点

【感想】
予想以上に良いお芝居でした。全体的テンポがよく飽きが来なく面白い。演技の質も高く役者一人ひとり誰の演技をとってもそれぞれが理のある演技をしていたと思う。タイトルからは想像できない物語がまたとても心地よかった。いい意味で期待を裏切ってくれました。
内容的な話、話が細部までよく練ってありとても面白かったと思う。まとまりのある空間のはずなのに、結局は一人ひとり誰もが個々を大事にしすぎている。今の人間らしさを感じさせられました。うまく描いてたなー。対談でも話していたのだが、確かに役同士が話を聞きあっていない。そのところも個々というところに通じるところがあると思う。
美術はもう少し手を加えられるのではという印象。オフィス調にして欲しい訳ではないが、もっと会社的にしてもいいのかなと思った。
照明も同様もっと手を加えてもいいかなと思った。照明をそんなにまでは多用する芝居ではなかったから仕方がない部分もあるが、効果的な使用はできる気がした。最初の前説のシーンのときの照明はよかった。
公演後の対談での話、劇団主催の人が言っていたのだが、とにかく‘言葉’を大事にしたいということであった。ストーリーがコピーライターの話であったのでその取材は実際にしたとのことでした。
個人的にはすごく安芸役の人の演技が好きだったな。
また観に行きたくなる劇団の一つになりました。

【概要】
Introduction
いや全然よくはない。まったくもってよくはないのだ。良くはないし、欲は無い。よくはないが、もういい。まだそんな時期じゃないと思うし、もうそんな時期でもないとも思う。だって、他にやることいっぱいあるし、明日だってやってくるし。そうやって言い訳を重ねて、前向きなフリをして、振り返れば誰も居ない。それでも構わないって言うのであれば、お好きにどうぞ。本当はそんなこと、微塵も思ってないくせに。諦めたフリをして、全然諦めてないくせに。恋人がいない全ての人と、恋人がいる“と思っている”全ての人へ。


【出演】
高木充子 須貝英 村上直子 片桐はづき 伊藤一将 小野哲史 松本寛子 林弥生 棚橋建太 古川貴義

殿様ランチ「空気正常」

空気正常

2008/07/12 14:00開演
殿様ランチ「空気正常」
@サンモールスタジオ
作・演出:板垣雄亮
【10点評価】
3点
【感想】
まだまだ甘い芝居な気がした。ストーリーの解消を仕切れていない印象。様々なものを詰め込んでそれぞれの解決をしないまま終わってしまった感じを受けた。肝心の穴から出る空気の話にしても結局何だったんだろう?って感じ。
設定があいまいな感を感じた、最初ここは戦後の世界という設定を出すもそのことにはその後一切触れず物語が進行したり、「田舎 と 都会」という格差構図を持ち出し、ネット携帯の話題を取り上げたり、動物に育てられた少女たちの話題を取り上げたりもするもいまいちな仕上がりに終わってしまった感が否めないと思う。結局何が伝えたいのかよくわからなかったな・・・。
【概要】
その空気は、誰にとっても正常か。今のその現実が、誰にとっても「正常」とは限らない。自分にとっては当たり前の常識が、とある状況に置かれた途端に常識ではなくなる場合があるだろう。そんな状況はおそらく皆経験済みだ。さて―。とある鉱山に働く者たちがあった。彼らは、我々を「正常」とするならば、明らかにそれぞれがなにかしら「異常」な存在だった。だが、彼らはそれをなんとも思ってない。なぜなら物心が着いた時からそうだったから。それに不便を感じる理由がなかったから。異常だと感じる理由がなかったから。何よりも、「正常」を知らないから。たまに心配されたりするけれど、よく意味がわからなかった。我々が顔の真ん中に鼻が着いている事に疑問を感じた事がないように。そしてそれに二つの穴が開いている事を不思議に思った事がないように、何も感じる事なく彼らは普通に育った―。普通に世の中の巨悪に憤慨したし、男性の本能的な浮気をなじったし、機種変したし、告白しようとしてやめたり、結局眠たくなったから寝てしまったり、工事渋滞に腹を立てたりもした。たまに何が正義で何が悪なのか考えたりもしたが結局眠たくなって寝てしまったりした。自分たちの異常さをこっそり棚に上げて。
「空気正常」
これは、今まで空気のように受け入れていたなんとも思っていない正常が、 さりげなくひっくり返ることによって起こる、ほんの少し異常な物語だ。

【出演】
杉岡阿希子 杉内礼美 平塚正信 南あゆ美 藤堂敦 小久保剛志 柳さおり 服部弘敏 瀧川英次

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プロフィール


Author:toremiro
20代前半男子
理系大学生
幅広く薄く色々手を伸ばすのが好き。つまらないと思ったものには執着心が全然ないが気に入ったものはとことん愛してしまうタイプ
未熟者なんでぜひコメントなりなんなり残してって下さい。
mail:toremiro@hotmail.co.jp


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